第2回 下肢静脈の解剖について正しいのはどれか ほか3問
認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-
認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-
小谷敦志(近畿大学医学部奈良病院 臨床検査部)
今回の予想問題出題のねらい
静脈は深部静脈と表在静脈に分けられるが、生命にかかわる病態となるのは深部静脈がほとんどである。静脈疾患に限らず生命予後に関与する病態や疾患は出題される。一方で、日常のQOLを低下させる下肢静脈瘤は、血管内治療法が保険収載されたことや、外来通院で治療できるなどの利点から治療に対する需要が増している。今回は静脈について出題する。
受験者へのアドバイス
検査についての出題は、超音波検査を含む画像診断法や、機能検査についてである。当然ながら、全身血管の解剖は熟知しておくべきで、血管名はもとより動脈と静脈の走行についても把握しておかなければならない。また、血管疾患とそれらの治療に対する問題が出題されるため、動脈や静脈の疾患のみならずリンパ疾患についても知っておくことが大切である。治療法の一つである弾性ストッキングの種類と扱い方については知っておかなければならない。
血管診療技師認定機構ホームページ上で紹介されている図書を参考に知識を習得してほしい。
■予想問題
■問題1 下肢静脈の解剖について正しいのはどれか。1つ選べ。