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第18回 Fontaine分類について正しいのはどれか ほか3問

認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

第18回 Fontaine分類について正しいのはどれか ほか3問

認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

土田博光(誠潤会水戸病院 院長)



今回の予想問題出題のねらい

 今回は末梢動脈疾患(peripheral arterial disease:PAD)の分類について取り上げた。病態や症状の分類は、治療方針の決定に役立ち、予後予測の参考にもなる。CVTとして、PADの代表的な分類を理解し、目の前の患者がどの範疇に属するのか、把握したうえで診療にあたってほしい。




受験者へのアドバイス

 CVTとしての患者さんへのかかわりは、診断としてかもしれないし、治療としてかもしれない。

 診断としてかかわる際は、施行した検査が分類に役立つかもしれないという見地からも、正確な検査を心がけるべきである。治療にかかわるなら、対象患者がどの分類に属し、治療を進めるうえでどのような注意が必要なのか、理解して加療することで治療の質が高まる。このような臨床上の重要性は言うまでもないが、分類は試験に出やすいので、受験前には必ず確認をしてもらいたい。




■予想問題


■問題1 Fontaine分類について正しいのはどれか。



認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

 2006年、血管外科学会、脈管学会、静脈学会の3学会構成(2014年からは日本動脈硬化学会も構成学会の一つとなる)による血管診療技師認定機構が発足し、日本におけるCVT(血管診療技師)が誕生した。発足から着実にCVT者数は増え、日本にその地位は根付き、活動の幅をどんどん広めてきた。そして『Vascular Lab』も、CVT誕生からの10年間、その歩みとともにCVTの方々に愛され続けてきた雑誌である。『Vascular Lab』は、いまはその役目をひとまず終えたが、その本誌の中で連載されてきた「認定試験対策ゼミナール」は、いまも変わらず必要としている人が多くおられ、復活を願う声が多く寄せられた。これを受け、同連載を、新しいウェブマガジンで提供していくこととした。
 本連載は、血管診療の第一線で活躍する医師や、CVTを取得し全国で活躍する技師の方々に、これからCVTや専門医を取得するために勉強をされる皆さまのために、試験の傾向や対策、臨床で必要とされる知識などを問題形式でご執筆いただいている。
 これからの未来、多くのCVT・専門医が全国で活躍し、脈管疾患検査が発展していくことを願う。

324円/1記事(税込) 毎月10日発行(著者および編集の都合により発行が前後することがございます)

筆者プロフィール

土田博光/小谷敦志/尾崎俊也/駒井宏好/浅岡伸光/春田直樹ほか

土田博光:誠潤会水戸病院/小谷敦志:近畿大学医学部奈良病院/尾崎俊也:医療法人清祥会川上内科/駒井宏好:関西医科大学総合医療センター/浅岡伸光:八尾市立病院/春田直樹:たかの橋中央病院

土田博光/小谷敦志/尾崎俊也/駒井宏好/浅岡伸光/春田直樹ほか

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