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第23回 下肢静脈瘤に関する記述で正しい記述を2つ選べ ほか3問

認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

第23回 下肢静脈瘤に関する記述で正しい記述を2つ選べ ほか3問

認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

執筆者:浅岡伸光(八尾市立病院 中央検査部技師長)

監修:松尾 汎(医療法人松尾クリニック理事長・松尾血管超音波研究室室長)



今回の予想問題出題のねらい

 今回は、下肢静脈瘤について設問を考えました。静脈瘤は近年増加傾向にあり、それに続発する静脈血栓後の後遺症も増加しています。また、近年血管内治療法がめざましい発展を遂げ、治療を成功させるためには術前の検査情報が重要となります。的確な検査情報を提供するには、検査の技術以外にも身体所見から治療に至るまでの総合的な知識が要求されます。


受験者へのアドバイス

 下肢静脈瘤では、身体所見、機能的検査、超音波検査、さらに治療法まで広い範囲からの出題が予想されます。検査法に関する参考資料として、日本超音波医学会、日本脈管学会、日本静脈学会の3学会共同で作成された「超音波による深部静脈血栓症・下肢静脈瘤の標準的評価法」が最新の参考資料として有用です。



■予想問題


■問題1 下肢静脈瘤に関する記述で正しいものを2つ選べ


認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

 2006年、血管外科学会、脈管学会、静脈学会の3学会構成(2014年からは日本動脈硬化学会も構成学会の一つとなる)による血管診療技師認定機構が発足し、日本におけるCVT(血管診療技師)が誕生した。発足から着実にCVT者数は増え、日本にその地位は根付き、活動の幅をどんどん広めてきた。そして『Vascular Lab』も、CVT誕生からの10年間、その歩みとともにCVTの方々に愛され続けてきた雑誌である。『Vascular Lab』は、いまはその役目をひとまず終えたが、その本誌の中で連載されてきた「認定試験対策ゼミナール」は、いまも変わらず必要としている人が多くおられ、復活を願う声が多く寄せられた。これを受け、同連載を、新しいウェブマガジンで提供していくこととした。
 本連載は、血管診療の第一線で活躍する医師や、CVTを取得し全国で活躍する技師の方々に、これからCVTや専門医を取得するために勉強をされる皆さまのために、試験の傾向や対策、臨床で必要とされる知識などを問題形式でご執筆いただいている。
 これからの未来、多くのCVT・専門医が全国で活躍し、脈管疾患検査が発展していくことを願う。

324円/1記事(税込) 毎月10日発行(著者および編集の都合により発行が前後することがございます)

筆者プロフィール

土田博光/小谷敦志/尾崎俊也/駒井宏好/浅岡伸光/春田直樹ほか

土田博光:誠潤会水戸病院/小谷敦志:近畿大学医学部奈良病院/尾崎俊也:医療法人清祥会川上内科/駒井宏好:関西医科大学総合医療センター/浅岡伸光:八尾市立病院/春田直樹:たかの橋中央病院

土田博光/小谷敦志/尾崎俊也/駒井宏好/浅岡伸光/春田直樹ほか

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