Medimaga|メディカのオンラインマガジン

すべての医療従事者を応援する
オンラインマガジン配信プラットフォーム

第5回 大動脈瘤について正しいのはどれか? ほか3問

認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

第5回 大動脈瘤について正しいのはどれか? ほか3問

認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

浅岡伸光

(八尾市立病院 中央検査部技師長)



今回の予想問題出題のねらい

 CVTには、血管疾患を診断するうえでの幅広い知識が求められる。このことから疾患の診断に対する検査法の基本的な知識に加え、治療への的確な情報を提供するために、治療法に対する知識も要求される。

今回は、近ごろ患者数が増加の一途にある動脈硬化を中心とした疾患や、関連する検査について問題を考えた。




受験者へのアドバイス

 参考資料としてVascular Lab別冊『血管診療図解テキスト(2015年発行)が診断から治療に至るまでよくまとまっていてお勧めである。さらに、末梢動脈閉塞症(peripheral arterial occulusive diseases:PAD)や大動脈解離、さらに静脈血栓症などの主要な疾患では、ガイドラインも整備されており、インターネット上でも閲覧可能なものも多い。可能な限り目を通しておくことをお勧めする。




■予想問題


■問題1 以下の記述で誤っているのはどれか?



認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

 2006年、血管外科学会、脈管学会、静脈学会の3学会構成(2014年からは日本動脈硬化学会も構成学会の一つとなる)による血管診療技師認定機構が発足し、日本におけるCVT(血管診療技師)が誕生した。発足から着実にCVT者数は増え、日本にその地位は根付き、活動の幅をどんどん広めてきた。そして『Vascular Lab』も、CVT誕生からの10年間、その歩みとともにCVTの方々に愛され続けてきた雑誌である。『Vascular Lab』は、いまはその役目をひとまず終えたが、その本誌の中で連載されてきた「認定試験対策ゼミナール」は、いまも変わらず必要としている人が多くおられ、復活を願う声が多く寄せられた。これを受け、同連載を、新しいウェブマガジンで提供していくこととした。
 本連載は、血管診療の第一線で活躍する医師や、CVTを取得し全国で活躍する技師の方々に、これからCVTや専門医を取得するために勉強をされる皆さまのために、試験の傾向や対策、臨床で必要とされる知識などを問題形式でご執筆いただいている。
 これからの未来、多くのCVT・専門医が全国で活躍し、脈管疾患検査が発展していくことを願う。

324円/1記事(税込) 毎月10日発行(著者および編集の都合により発行が前後することがございます)

筆者プロフィール

土田博光/小谷敦志/尾崎俊也/駒井宏好/浅岡伸光/春田直樹ほか

土田博光:誠潤会水戸病院/小谷敦志:近畿大学医学部奈良病院/尾崎俊也:医療法人清祥会川上内科/駒井宏好:関西医科大学総合医療センター/浅岡伸光:八尾市立病院/春田直樹:たかの橋中央病院

土田博光/小谷敦志/尾崎俊也/駒井宏好/浅岡伸光/春田直樹ほか

  • facebook
  • twitter
  • はてなブックマーク