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第12回 フットアセスメントの必要度の低い疾患はどれか ほか3問

認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

第12回 フットアセスメントの必要度の低い疾患はどれか ほか3問

認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

土田博光(誠潤会水戸病院 院長)


今回の予想問題出題のねらい

 今回はフットケアに必要なフットアセスメントを取り上げた。フットケアは、広義では予防的ケアから手術までのすべてがフットケアと言えるが、狭義のフットケアは、血管疾患に限らず足に異常をきたす疾患について、基礎疾患など全身状態に配慮しながら、足病変に対して主に看護師が行う予防的なケアから低侵襲なケアを意味し、かつ患者にセルフケアを指導することである。




受験者へのアドバイス

 上記の狭義のフットケアは、看護師をはじめとした医師以外の医療専門職、すなわちCVTによって行われる治療であり、そのための評価であるアセスメントは看護師以外のCVTにとっても必須の知識である。そのなかには必ずしも脈管疾患に関係しない知識もあるが、試験問題として問われる可能性が大きい。




■予想問題


■問題1 フットアセスメントの必要度の低い疾患はどれか?



認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

 2006年、血管外科学会、脈管学会、静脈学会の3学会構成(2014年からは日本動脈硬化学会も構成学会の一つとなる)による血管診療技師認定機構が発足し、日本におけるCVT(血管診療技師)が誕生した。発足から着実にCVT者数は増え、日本にその地位は根付き、活動の幅をどんどん広めてきた。そして『Vascular Lab』も、CVT誕生からの10年間、その歩みとともにCVTの方々に愛され続けてきた雑誌である。『Vascular Lab』は、いまはその役目をひとまず終えたが、その本誌の中で連載されてきた「認定試験対策ゼミナール」は、いまも変わらず必要としている人が多くおられ、復活を願う声が多く寄せられた。これを受け、同連載を、新しいウェブマガジンで提供していくこととした。
 本連載は、血管診療の第一線で活躍する医師や、CVTを取得し全国で活躍する技師の方々に、これからCVTや専門医を取得するために勉強をされる皆さまのために、試験の傾向や対策、臨床で必要とされる知識などを問題形式でご執筆いただいている。
 これからの未来、多くのCVT・専門医が全国で活躍し、脈管疾患検査が発展していくことを願う。

324円/1記事(税込) 毎月10日発行(著者および編集の都合により発行が前後することがございます)

筆者プロフィール

土田博光/小谷敦志/尾崎俊也/駒井宏好/浅岡伸光/春田直樹ほか

土田博光:誠潤会水戸病院/小谷敦志:近畿大学医学部奈良病院/尾崎俊也:医療法人清祥会川上内科/駒井宏好:関西医科大学総合医療センター/浅岡伸光:八尾市立病院/春田直樹:たかの橋中央病院

土田博光/小谷敦志/尾崎俊也/駒井宏好/浅岡伸光/春田直樹ほか

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