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第17回 深部静脈血栓症(DVT)についての記述で誤っている組み合わせを2つ選べ ほか3問

認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

第17回 深部静脈血栓症(DVT)についての記述で誤っている組み合わせを2つ選べ ほか3問

認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

浅岡伸光

(八尾市立病院 中央検査部技師長)



今回の予想問題出題のねらい

 今回は、静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism:VTE/深部静脈血栓症、肺塞栓症)についての設問を考えました。日本では中越や熊本の地震後に、避難所でのエコノミークラス症候群が注目を集め、医療者に限らずVTEの存在が一般的に広く知られるようになりました。VTEとその合併症予防のためには、早期の診断と適切な治療が重要なのは言うまでもありません。


受験者へのアドバイス

 VTEは、遭遇する機会も多く注目度も高いことから、診断から治療まで広い範囲の出題が予想されます。最新の参考資料として、『肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版)』(日本循環器学会ほか)が有用です。


■予想問題


■問題1 深部静脈血栓症(deep venous thrombosis:DVT)についての記述で誤っている組み合わせを2つ選べ



認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-

 2006年、血管外科学会、脈管学会、静脈学会の3学会構成(2014年からは日本動脈硬化学会も構成学会の一つとなる)による血管診療技師認定機構が発足し、日本におけるCVT(血管診療技師)が誕生した。発足から着実にCVT者数は増え、日本にその地位は根付き、活動の幅をどんどん広めてきた。そして『Vascular Lab』も、CVT誕生からの10年間、その歩みとともにCVTの方々に愛され続けてきた雑誌である。『Vascular Lab』は、いまはその役目をひとまず終えたが、その本誌の中で連載されてきた「認定試験対策ゼミナール」は、いまも変わらず必要としている人が多くおられ、復活を願う声が多く寄せられた。これを受け、同連載を、新しいウェブマガジンで提供していくこととした。
 本連載は、血管診療の第一線で活躍する医師や、CVTを取得し全国で活躍する技師の方々に、これからCVTや専門医を取得するために勉強をされる皆さまのために、試験の傾向や対策、臨床で必要とされる知識などを問題形式でご執筆いただいている。
 これからの未来、多くのCVT・専門医が全国で活躍し、脈管疾患検査が発展していくことを願う。

324円/1記事(税込) 毎月10日発行(著者および編集の都合により発行が前後することがございます)

筆者プロフィール

土田博光/小谷敦志/尾崎俊也/駒井宏好/浅岡伸光/春田直樹ほか

土田博光:誠潤会水戸病院/小谷敦志:近畿大学医学部奈良病院/尾崎俊也:医療法人清祥会川上内科/駒井宏好:関西医科大学総合医療センター/浅岡伸光:八尾市立病院/春田直樹:たかの橋中央病院

土田博光/小谷敦志/尾崎俊也/駒井宏好/浅岡伸光/春田直樹ほか

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