第1回 動脈と静脈の位置関係で正しいのはどれか ほか3問
認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-
認定試験対策ゼミナール -脈管専門医・血管診療技師・脳神経超音波検査士-
土田博光(誠潤会水戸病院 院長)
今回の予想問題出題のねらい
今回は第1回ということもあり、脈管疾患の基礎として、解剖の問題を4題揃えてみた。脈管診療にかかわるとしても、各国家資格で当然担当領域は異なり、同一職種であっても、職場や所属により仕事の内容は異なる。しかし、予防、診断、治療、どの領域に属し、どんな仕事を担当するとしても、解剖、生理は、必須の基礎知識と認識していただきたい。
受験者へのアドバイス
脈管専門医や血管診療技師、脳神経超音波技師に必要な解剖学は、脈管診療に役立つ実践的な知識でなければならない。よって、解剖図で名称がわかっていても意味がない。問題で問われるのは基本的な知識がほとんどだが、血管造影、超音波画像、手術写真から部位を聞かれたり、治療手技と絡めて解剖の知識を確認されたりする。よって、ただ脈管の解剖を覚えるのではなく、日常臨床の場で知識を深めておくことが大切である。
■予想問題
■問題1 動脈と静脈の位置関係で正しいのはどれか。