第10回 下肢静脈エコーの基礎technique!と一歩進んだtechnique!
症例から学ぶ ビギナーのための血管超音波検査テクニック/エキスパートのための血管超音波検査テクニック
下肢静脈エコービギナーのための基礎technique!
東北大学病院診療技術部
生理検査部門生理検査センター
船水康陽
下肢静脈エコーの依頼目的として深部静脈血栓症(deep venous thrombosis:DVT)、静脈瘤(varix)、血栓性静脈炎などの評価がありますが、今回はDVTにスポットを当てて、ビギナーのためのtechniqueとエキスパートのためのtechniqueについて解説します。
下肢静脈エコーに限らず血管エコーでは 「プローブのchoice」「装置のtuning」「走査technique」が重要であり、診断精度に大きく影響を与えます。日常業務では、これらを同時に駆使し臨機応変に「考え」「評価」しながら走査を進めることで、さまざまな症例と遭遇した場合に的確かつ精度の高い検査が可能となります。