広がるつながる バスキュラーナーシング 第9回:「糖尿病性足病変の診断と治療」「糖尿病と末梢動脈疾患の予防と看護」ほか
広がるつながる バスキュラーナーシング
糖尿病性足病変の診断と治療
心臓病センター榊原病院
末梢血管外科部長
石田敦久
糖尿病性足病変とは、WHO(世界保健機構)によれば、糖尿病性神経障害(末梢性神経障害、自律神経障害)、大血管障害による動脈硬化、細小血管障害による血流障害、末梢神経障害が単独、重複して下肢に生じる感染症、潰瘍、深部組織の破壊性病変のことです。
糖尿病性足病変に対しては、足変形、潰瘍、壊疽、感染の有無が重要であり、趾肢切断や生命予後まで大きく異なってきます。
早期診断・早期治療が重要となってきます。