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第7回 肘関節の検査方法

運動器をエコーで診る!

第7回 肘関節の検査方法

1. 肘関節の解剖を理解する(図1)

 上腕骨遠位端は小頭と滑車と呼ばれる部分があり、小頭は前腕の橈骨頭、滑車は尺骨の鈎状突起と肘頭とかみ合うような位置関係にあります。

 肘を屈曲した際、橈骨頭、鈎状突起がそれぞれ収まる窪みを橈骨頭窩、鈎突窩、肘を伸展した際に肘頭が治まる窪みを肘頭窩と言います。

 上腕骨の内側側副靭帯が付着する部位を内側上顆と言います。

 内側上顆や外側上顆は靭帯の付着部であるとともに、前腕の腱の停止位置でもあります。

 また小児の場合、関節軟骨が厚く、軟骨下骨の不整像や成長軟骨が無エコーに描出されることで軟骨下骨が不連続に見えることもあるため、骨の成長過程を十分理解しておく必要があります。

運動器をエコーで診る!

324円/1記事(税込) 偶数月20日発行(著者および編集の都合により発行が前後することがございます)

筆者プロフィール

石崎一穂

三井記念病院臨床検査部マネージャー

石崎一穂

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